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阿部詩、JOCシンボルアスリート入り 谷亮子氏を超える五輪ヒロインになれるか!?

 東京五輪の柔道女子52キロ級代表に内定した阿部詩(19)=日体大。晴れ舞台への切符をつかんだことで、“商品価値”も急上昇しそうだ。

 「五輪で金メダルなら状況は一変。CM出演で男子フィギュアの羽生結弦、女子テニスの大坂なおみに次ぐ1社8000万円の値が付く」と広告代理店関係者。男子66キロ級代表候補の兄・一二三(22)との逸話をバラエティー番組で披露したり、柔道界の先輩・篠原信一のようなキャラを発揮したりできれば、「タレント性にも磨きがかかり、さらに価格は上乗せされる」と腕をまくる。

 27日には日本オリンピック委員会(JOC)が実力、知名度、将来性などを踏まえて、「唯一無二」の存在と位置付ける「シンボルアスリート」に選出。単年契約とみられ「CM出演はは1社5000万円程度」というが、その内情は厳しい。

 広告代理店、JOC、競技団体などの“ピンハネ”で、「本人には数十万円ほどしか渡らない」(前出関係者)。羽生や浅田真央らフィギュア界のスターが同枠に入らなかったのは、「稼げないから」と敬遠したとも。

 とはいえ、兄の一二三をはじめ、瀬戸大也(競泳)、上野由岐子(ソフトボール)ら15人しかいないシンボルアスリートには相応の責任がある。柔道界では、10代から五輪で活躍して引退後は国政に身を転じた谷亮子氏以来、ヒロインが不在。愛くるしい笑顔の阿部は強さとともに、競技普及の旗頭を期待されている。五輪の畳の上で、自身と日本のお家芸の未来を切り開けるだろうか。(山戸英州)