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巨人“厳戒”札幌遠征にナイン複雑「いま行っていいものか…」 感染拡大する北海道で日本ハムとOP戦

 巨人は3日から札幌ドームで日本ハムとのオープン戦2連戦に臨む。鈴木直道・北海道知事による道民への外出自粛要請は1日でいったん解かれたが、緊急事態宣言は継続中。ウイルスに感染した人の集団「クラスター」が発生している可能性も指摘される北の大地に乗り込むG戦士たちの胸中は複雑そのものだ。

 2月29日、3月1日にヤクルト戦が行われた東京ドームでは関係者、報道陣にマスクの着用、入場の際に検温と健康チェックが義務付けられた。札幌ドームでは緊急事態宣言下とあって、より厳格な規制が敷かれる。

 検温と健康チェックは東京ドームと同様だが、報道陣は試合前のグラウンドレベル立ち入り禁止。選手への接触、試合前恒例となっている日本ハム・栗山監督の囲み取材も中止となった。

 ある若手選手は「試合には出たいし、チャンスも欲しい。でも、いま札幌に行っていいものかとは正直、思いますよ」と複雑な胸中を明かす。

 実は緊急事態宣言を受け、東京ドームでの開催案も話し合われた。3、4日は、9人組ガールズグループ『TWICE』の公演が予定されていたが延期。試合開催に支障はなかった。だが、テレビ中継の都合や移動便、宿の手配など山積する問題を解決するための時間が足りず断念となった。

 日本有数の歓楽街すすきのには、行きつけの飲食店や顔なじみを持つ選手は多く、オープン戦と交流戦での来札を心待ちにしていたが、事態がここまで切迫しては心の洗濯はかないそうにない。

 球団幹部は「外出禁止にはしていないが『状況を考えて自覚を持った行動を取るように』とは選手や首脳陣、関係者に伝えている。実際のところ、『外に出るな』って言っているのと同じだよ」とクギを刺す。外出もままならない道民と同じく忍耐を強いられることになりそうだ。(片岡将)

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