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【江尻良文の快説・怪説】Jリーグと“共闘”のプロ野球、「3・20開幕」にもう一つの難関 センバツ中止なら余波直撃必至

 日本プロ野球機構(NPB)と日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)は2日に「新型コロナウイルス対策連絡会議」を設立。感染症専門家チーム3人を置き、第1回会議を3日に開催する。

 予定通り開幕を迎えるために、Jリーグという新たな援軍を得た格好だ。2月26日の緊急12球団代表者会議で「オープン戦無観客試合」を決めた裏には「なんとしても3月20日の開幕を行えるように」という大前提があった。

 Jリーグも3月18日再開を目途にしており、12日から16日の間には専門家チームに意見書を取りまとめてもらうことになる。暗中模索から、先行きの視界が明るくなってきたと思われたが、もう一つ難関が待ち受けている。

 プロ野球開幕前日の3月19日に甲子園で開幕の選抜高校野球大会だ。通常通りの開催か、無観客試合か、それとも中止か。4日に高野連が結論を出す予定だが、もし中止にでもなったら大騒動。プロ野球界にも余波が直撃することは避けられない。

 「今年しか甲子園に出られない選手がいるのに、かわいそうだ。プロ野球は今年できなくても来年やれるだろう」というような感情的な極論まで飛び出すのは必至だ。

 この日発表された「新型コロナウイルス対策連絡会議」の設立書も色あせたものになってしまうだろう。さて、新たな難関、甲子園の選抜大会の行方はどうなるのか、プロ野球関係者は固唾をのんで見守るしかない。(江尻良文)

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