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Jリーグとプロ野球、新型コロナ対策“緊急合体”も同床異夢!? J「再延期も視野」 プロ野球「譲れない20日開幕」 (1/2ページ)

 サッカーJリーグと日本野球機構(NPB)の“緊急合体”による「新型コロナウイルス対策連絡会議」が3日、NPB事務局で行われた。感染症学の専門家チームが、選手や関係者への防御策を中心に提言。これを受けた両組織の反応は対照的なものとなった。Jリーグでは18日の再開を希望している公式戦を再延期する選択肢も浮上。なんとしても20日に開幕戦を行いたいNPBは、予定通りの開催に自信を深めた様子だ。次回9日の会議を経てそれぞれ方向性を固めるが、画期的なコラボレーションが同床異夢に終わる可能性も出てきた。(夕刊フジ編集委員・久保武司)

 Jリーグの川淵三郎チェアマン(当時)VS巨人の親会社・読売新聞社の渡辺恒雄社長(現主筆)の“一大バトル”が繰り広げられるなど、日本の2大プロスポーツ団体は過去、ただならぬ間柄だった。しかし、「われわれの方からお声かけをした」とJリーグ・村井満チェアマン(60)。国難に突入したコロナ対策で、がっちり手を組むことになった。

 スポーツ界でいち早く公式戦開始と延期を決断したのはJリーグだ。NPB関係者は「こちらもどう動こうか迷っていた。Jリーグの動きは大きな参考になった」と明かす。今回のコラボは渡りに船の申し出だった。

 Jリーグはシーズンインに際し、「マスクや消毒液の準備に加え、最悪の状況を想定して何度もミーティングを開いた。そしてゼロックス杯、ルヴァン杯、リーグ戦をスタートさせ、今後もこの体制でいくはずだった」(Jリーグスタッフ)。

 だが、2月24日に状況が一変。政府の専門者会議が「これから1-2週間が急速な拡大に進むか、収束に向かうかの瀬戸際」との見解を発表すると、翌25日に村井チェアマンは公式戦の3週間延期を即断した。同時に「プロスポーツ団体はファン・サポーターの皆さまに支えられての運営がある。無観客(試合)は最後の最後まで取るべき手段ではない」と強烈なメッセージを発した。

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