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大相撲春場所 「無観客」でも懸賞金を取り下げない意外なワケ (1/2ページ)

 史上初の無観客開催となった大相撲春場所(8日初日=エディオンアリーナ大阪)で、気になるのが懸賞金の行方だ。

 昨年の春場所前には2073本の申し込みがあり、東京場所と変わらない本数が懸かった。今場所も懸賞旗は通常通り土俵を回るが、無観客で来場者の目にも触れないのでは、宣伝効果はゼロに等しいと思われる。

 ところが、連日多くの懸賞を懸けることでおなじみの永谷園は「従来通り、今場所も懸けます」ときっぱり。大関貴景勝と関脇朝乃山に連日懸けている、ウェルシア薬局も「ただ単に宣伝で懸賞を出しているわけではありません。大相撲を応援するという気持ちです」とブレない。

 都内のある企業も懸賞を出し続けるとした上で、「NHKが中継をしなければ取り下げたでしょうが…」と意外な事情を明かす。

 今場所もNHKはテレビ中継するが、公共放送で特定企業の宣伝は御法度だ。懸賞旗が登場すると、遠くから土俵を映すか、力士のアップにカメラを切り替え。対戦力士名や過去1年の対戦成績を表示するなど、懸賞旗が映らないよう工夫してきた。場内に流れるスポンサー名のアナウンスにも消音で対処している。

 ところが、この企業は「知り合いから『映ってたよ』と言われることも多い。広告、宣伝効果は意外にあります」。今場所もNHKの“ポロリ”に熱い期待を寄せる。

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