記事詳細

大相撲春場所、寂しい無観客も外は大渋滞… 特需?に飛びつくタクシー業界

 ■大相撲春場所2日目(9日)=エディオンアリーナ大阪

 新型コロナウイルスの影響で、大相撲春場所(エディオンアリーナ大阪)は無観客開催中。会場内は寂しい限りだが、一歩外を出ると時ならぬ大渋滞が起きている。

 会場西側には常時、10台以上のタクシーがズラリ。ある運転手は「ニュースを見て来ました。コロナの影響で、お客さんが減っているどころの騒ぎではありまへん。お相撲さんが乗ってくれれば大きい。みんな考えていることは一緒ですわ」と鼻息を荒くする。

 今場所は力士、親方、行司などの協会員は公共交通機関の利用禁止。部屋の車かタクシーでの移動に限定され、奈良の部屋から2万円かけて会場にやってきた力士もいたとニュースになった。

 世間を覆う自粛ムードで乗客が大幅に減っているだけに、タクシー業界がこの稼ぎどころを見逃すわけがない。路上に黒塗りの車列が途切れることはなく、並べなかったタクシーが周辺をグルグル回る、異様な光景が繰り広げられている。

 ただ、この活況がいつまで続くかは予断を許さない。今場所は協会員に新型コロナウイルスの感染者が出た場合、即刻中止することに決まっている。しかも9日には、2日目にして早くも「発熱」の休場者が出た。元小結旭豊が師匠の立浪部屋の序二段力士で、この日は不戦敗。診断書は未提出だが、万が一でも新型コロナ感染が確認されたら、一巻の終わりだ。(塚沢健太郎)

関連ニュース