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またブラッシュボール連発… 阪神・藤浪は開幕ローテ入りへ「3倍のアピール必要」

 昨季はプロ入り初の0勝に終わった阪神・藤浪晋太郎投手(25)。開幕ローテーション入りには、ライバルの3倍のアピールが求められる。

 11日のヤクルトとのオープン戦(神宮)は4回無失点5奪三振と数字はよかったが、矢野監督は「結果的に抑えたのではなく、中身をプラスの課題としてやってほしい」との評価にとどめた。

 この日も死球を警戒してか、相手打線は左打者が6人。懸念的中で、右打者の塩見には“ブラッシュボール”を連発した。4回の2打席目は150キロの速球が顔付近を通過(結果は四球)。思わず帽子を取り謝った。直後に3回続けた牽制球は動揺から大荒れ。一塁手が必死に止めようと尻もちをつくほどで、阪神ベンチにはあきれた顔もあった。

 チーム関係者は「1つ死球を出しただけで、『また…』となってしまうアイツは“キャラ損”しているよ。他の投手より3倍、結果を出してやっと五分になる」と苦しい立ち位置を解説する。

 一方でこうした色眼鏡を問題視して、「彼なりに苦労もしていますから。今日は苦しみながらも、いいところにボールが来た場面もあった。そろそろ応援してやる姿勢で接してはどうか」と同情を寄せる声もあった。

 本人は「やりたかったことができた。変化球は昨オフからでは、今日が一番よかった。しっかり練習してアピールしないといけない」と前を向く。ベンチとナインの信頼を取り戻すため、マウンドで勇気を持って右腕を振り続けるしかない。(山戸英州)

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