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【江尻良文の快説・怪説】諸悪の根源になりかねない!? プロ野球開幕延期で問われる東京五輪開催の“正否”

 国民的スポーツ・プロ野球の3月20日開幕延期が決まった。そこで、改めて問われるのが東京五輪開催の正否だ。各国から新型コロナウイルス伝染対策のお粗末さを痛烈批判されている日本。他国のスーパースターの東京五輪ボイコットの恐れもある。東京五輪こそ来年に延期すべきだろう。

 目先の利益を追う国際オリンピック委員会(IOC)が、事あるごとに「順調に東京五輪の準備は進んでいる。他国開催も、来年に延長することもない」と繰り返している。が、夏まで待てば新型コロナウイルス伝染の猛威が消えてなくなる保証はない。

 さらに、世界中に広まっている感染がさらに拡大する危機は誰も否定できないだろう。それなのに、IOCと足並み揃える日本オリンピック委員会(JOC)。すでに予想をはるかに超えた巨額な設備投資済みを理由に、東京五輪を強行突破しようとしている。

 国民的スポーツのプロ野球界は史上初の金メダル獲得を至上命令とされ、五輪開催期間中は休止するスケジュールになっている。東京五輪が来年に延期されれば、今後、今季のスケジュール調整のやりくりはなんとでもなる。

 それこそ新型コロナウイルス伝染の展開をにらんだ対応もできるだろう。プロ野球界にとどまらない。東京五輪が来年に延期になれば、スポーツ各界とも順応性のあるリアクションを起こせる。

 そして各国からの新型コロナウイルス伝染への対応に関する猛批判も修正されるだろう。今こそ諸悪の根源になりかねない東京五輪強行を見直す時だろう。

(江尻良文)

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