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先場所幕尻V、徳勝龍5連敗、厳しい現実…白鵬に完敗

 ■大相撲春場所5日目(12日)=エディオンアリーナ大阪

 やはり上位の壁は厚かった。初場所で幕尻Vを果たし、自己最高の西前頭2枚目まで番付を上げた徳勝龍(33)=木瀬=が初日から5連敗を喫した。

 5日目は5年ぶり横綱戦となる白鵬(35)=宮城野=と対戦。白鵬の攻めを残し、左を差して反撃し、勝機はあったものの、健闘及ばず下手投げで敗れた。

 5連勝の白鵬は「(徳勝龍は)重さはあった。(一気に)攻め切れなかったというのかな。万全でいくというのが出た」と余裕しゃくしゃく。格の違いをみせつけた。

 初場所は14勝1敗で奇跡の初優勝。千秋楽に大関貴景勝を破ったものの、上位陣とほとんど対戦することがなく、協会内からは「これが幕内最高優勝といえるのか」と疑問の声が挙がった。

 それだけに今場所は真価の問われるところだったが、現実は厳しかった。徳勝龍は「横綱に勝って、巻き返す流れに乗りたかったが、まだまだ顔じゃない(分不相応)ということ。もっと攻めないと駄目」と反省した。

 優勝力士の翌場所で初日から5連敗は、2012年名古屋場所場所の旭天鵬以来。このときは実に13連敗し、14日目にようやく初白星。2勝13敗で終わっている。

 上位との対戦が続く徳勝龍も、トンネルの出口が見えてこない。