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【松本秀夫 プロ野球実況中継】やっぱり「歓声のない」ラジオ実況は迫力不足です

 無観客で行われた11日のオープン戦。神宮球場のヤクルト対阪神でニッポン放送は生の音声配信を行いました。

 ラジオ放送ではなくプラットキャストというインターネットでしたが、最初から最後までアナウンサーがきっちりと実況する、いわゆるラジオスタイル。実況を担当したのは入社2年目の若手、大泉健斗アナウンサー(26)。「選手が振り向くくらい大声出してみろよ!」とからかうと「勘弁してくださいよ」と泣きそうな声。実際のところは私も、プレーの邪魔になりはしないかとヒヤヒヤしていたのですが…。それは杞憂(きゆう)でした。

 無観客であっても、場内ではアナウンスも流れるし、ベンチの声がけっこう大きいんです。そしてこれがドーム球場ならば音が反響すると思うんですが、屋外球場はそれがありません。途中私もゲスト役として喋ったのですが、思ったほど抵抗はありませんでした。

 試合後、高津監督に「声は気になりましたか?」と聞いたのですが、まるでわからなかったと。ただし、あとから録音素材を聴いてみると、まるで迫力がない。やはり歓声のないラジオ実況はダメです。

 12日の報道によればNPBは4月10日以降、何通りかの開幕シミュレーションを考えているようですね。ヤクルトに関していえば故障者が多いので開幕が遅れるメリットがゼロではありませんが、それにしてもスタート地点が見えないというのは…。高津監督も「1カ月テンションを保ち続けるのは難しいことだと思う」と厳しい表情でした。

 とにもかくにも、事態の終息、1日でも早い平常開幕を願うばかりです。(フリーアナウンサー・松本秀夫)

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