記事詳細

【江尻良文の快説・怪説】開幕延期で見通せない今シーズンの行方… 改めて問われる「監督の危機管理能力」 (1/2ページ)

 新型コロナウイルス伝染拡大による無観客試合のオープン戦結果と開幕延期の行方は? 異例の事態になった令和2年のペナントレース。キーワードは「監督の危機管理能力」になる。

 2勝10敗4分と無観客試合のオープン戦で最下位を独走した巨人・原監督は、こう強調した。

 「負けた原因というのはあるだろうけど、好材料の方が目立った。(今後は)調整も矯正も正しく時間を使うことが大事。多少メリハリをつけながら」

 3度目の巨人監督就任1年目の昨季、日本シリーズではソフトバンクにまさかの屈辱的な4連敗を喫したものの、ペナントレースは5年ぶりのV奪回。12球団最高齢61歳のベテラン監督らしい冷静な分析だ。が、勝負の世界は結果がすべて。

 2年目の今季はリーグ連覇は当然、8年ぶりの日本一奪回がノルマになる。原監督がプロ入りしてから「公私ともに師事している」と公言していた、故・藤田元監督のような危機管理能力を発揮できるか。

 藤田元監督は、長嶋監督(現巨人終身名誉監督)、王監督(現ソフトバンク球団会長)という2度にわたるショッキングな解任事件の後を受け、巨人軍の危機を救っている。原監督がそんな恩師の後を受け、リーグ連覇、8年ぶりの日本一達成できるかが注目だ。

 オープン戦1、2位は一昨年、昨年のパ・リーグペナントレースと全く同じだった。1位西武、2位ソフトバンクだ。西武・辻監督、ソフトバンク・工藤監督は共に西武黄金期の主力選手だが、この2年間痛み分け状態と言える。

関連ニュース