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東京五輪への思いは人一倍! 巨人・菅野、IOC批判する選手に「不安になる気持ち分かる」

 世界で新型コロナウイルスが猛威を振るう中、東京五輪を予定通り7月24日に開幕する姿勢を崩さない国際オリンピック委員会(IOC)に対し、各競技の選手から反発が強まっている。五輪で日本代表のエースと期待される巨人・菅野智之投手(30)は今、何を思うのか。夕刊フジの直撃に、率直な思いを激白した。

 本来なら開幕前日のはずだった19日、巨人は東京ドームで全体練習。開幕投手を務める菅野は、なかなか登板日が決まらない中で調整を続ける。

 プロ野球の開幕の見通しも立たないが、東京五輪の先行きも暗い。未知の疫病が蔓延する中でも、通常開催という既定路線を突き進むIOCに対し、世界各国のメディアや競技者から続々と反旗が上がっている。

 陸上女子棒高跳びで五輪2連覇が懸かるエカテリニ・ステファニティ(ギリシャ)は、ツイッターで「IOCは私たちの健康を脅かしたいのか」と不満をぶちまけ、多くの賛同を得た。アイスホッケー女子金メダリストで、現在IOC委員を務めるヘイリー・ウィッケンハイザー氏(カナダ)も「今回の危機は五輪よりも重大だ。IOCが開催に向けて進もうとしているのは、無神経で無責任な行為」と痛烈に非難している。

 「東京五輪には絶対に出たい」と熱望してきた侍ジャパンのエース候補もまた、混沌の度合いを深める問題の当事者の1人だ。菅野は「選手が不安になる気持ちはすごく分かります。家族がいる選手も多いでしょうし」と思いをはせる。

 「でも、僕は(五輪開催が不透明な状況を)そんなに気にしていない。自分ができることがありませんから。コントロールできないことに、気持ちをぶらしてもしようがない。それよりも今、自分ができることに集中する。シーズンに向けて自分を高めていくことですね」。そう泰然の姿勢を強調してから、「あとは手洗いとうがいを、こまめにきっちりやっていきますよ」とほほ笑んだ。

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