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春場所「無観客」にした意味は… 白鵬&朝乃山、まさかの千秋楽パーティー (1/3ページ)

 ■大相撲春場所千秋楽(22日)=エディオンアリーナ大阪

 新型コロナウイルス対策で、史上初の無観客で開催された大相撲春場所(エディオンアリーナ大阪)は22日、千秋楽を迎えた。力士、親方ら協会員に1人でも感染者が出た場合は即刻中止するとして強行。協会内からも中止の意見が出た中で、綱渡りの15日間を乗り切った。のど元を過ぎればなんとやらで、場所前はどこも自粛だったパーティーを、千秋楽を終えて実施した部屋も。自分たちの感染防止にばかり気を取られて、なぜ無観客場所にしたのか、よもや2週間で忘れてしまったのか。(塚沢健太郎)

 ■関西ではコロナ感染者大幅増加

 異例づくしの春場所。千秋楽はことさらに異様だった。

 通常は十両の取組中に行われる千秋楽の協会あいさつは、全取組終了後に実施。八角理事長(元横綱北勝海)と審判部の親方衆とともに、取組が終わった幕内力士も最後まで残った。

 44回目の優勝を果たした横綱白鵬(35)の表彰式は、協会あいさつの後に土俵下に全幕内力士が見守る中で実施。賜杯拝載、優勝旗授与、内閣総理大臣杯授与だけに簡略化され、吉本興業賞(副賞・なんばグランド花月1年間フリーパス)など恒例の表彰はなかった。

 優勝パレード、後援者との支度部屋での記念撮影や万歳、一夜明け会見など一連の行事も中止。これらを考えれば、優勝し慣れた白鵬の賜杯で丸く収まったといえる。もしも初優勝の力士なら、せっかくの初体験が寂しいものになっていた。

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