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東京五輪「春開催」あり得る IOCバッハ会長「夏だけに限定していない」

 東京五輪の来年への延期を決めた国際オリンピック委員会(IOC)が、新たな開催日程について3週間前後をめどに決定する方針であることが明らかになった。大会組織委員会内で有力な夏開催案を軸に、一部の国際競技連盟(IF)から提案があった春開催案も検討。遅くとも来夏までに開催することは確定している。

 IOCのバッハ会長が臨時電話会議で意見交換した際、春開催を望む意見や、9月開催が案として出されたほか、日程の早期決定を求める声が目立ったという。

 開催日程についてバッハ会長は、25日の会見で「幅広い視点から検討できる。夏だけに限定はしていない。全ての選択肢が検討される」と含みを持たせた。

 既に確定した五輪の出場枠は原則的に新日程での大会まで維持する方針。IOCによると、3月中旬時点で約1万1000人の出場枠のうち57%が決定済み。国内の「内定」選手は102人となっている。

 日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長は27日、IOCは「(各NOCの)競技団体の代表選考に口は挟まないと思う」との認識を示した。

 また、世界陸連のセバスチャン・コー会長は27日、東京五輪の1年程度の延期により、来年8月に米オレゴン州ユージンで開催予定の世界選手権について「柔軟性が重要だ」と話し、必要に応じて2022年に日程を変更する意向を明らかにした。23年大会(ブダペスト)との2年連続開催でも「対応は可能だ」とした。

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