記事詳細

【江尻良文の快説・怪説】新型コロナで「開幕問題」決着せず…現役ドラフトどころじゃない 4・1選手会とNPBの事務折衝は延期に

 30日、4月1日に予定されていた労組・日本プロ野球選手会(会長=巨人・炭谷)と、日本野球機構(NPB)選手関係委員会(委員長=阪神・谷本球団副社長)の事務折衝が延期されることになった。

 今季からの導入を目指す現役ドラフトについて協議する予定だったが、棚上げは当然だろう。4月3日に新型コロナウイルス対策連絡協議会、12球団代表者会議が行われ、目標としている4月24日開幕問題が最終検討されるからだ。

 藤浪ら阪神3選手の新型コロナウイルス感染という新たな重大事実が発覚。一度は「4月24日開幕を目指す」と斉藤コミッショナーが明言したものの、再度開幕延期の危機に直面している。

 選手会にとっても最重要な開幕問題が決着しなければ、NPBとの窓口である選手関係委との事務折衝は突っ込んだ話し合いにならない。現役ドラフトの協議は、4月3日の結果を見てからというのは当然の措置だ。

 一足先にメジャーリーグでは、大リーグ機構と選手会がこう合意しているという。「年俸は試合数に比例。レギュラーシーズンでは162試合の予定だが、81試合なら年俸は半減。出来高払いにも適用される」。

 「最短でも81試合を実施することで協議」ということから、5月中旬開幕との観測が主流に。何事にもビジネスライクなメジャー流と比べると、日本プロ野球界は手際がいいとは言えない。

 開幕再延期の大危機をどうやって切り抜けるのか。NPBと選手会の連携問題も、改めてクローズアップされてくる。(江尻良文)

関連ニュース