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【実況・小野塚康之 時代を超える名調子】消えたセンバツ出場校(1)「帯広農業」「白樺学園」 (3/5ページ)

 浜風:いやぁ1球で仕留めた集中力がすごい。打球も速い。いきなり本領発揮ですね。…

 小野塚:9回の裏ツーアウトランナー2塁、10対3と帯広農業リード、エースの井村第5球を投げました。打ちました。強烈なゴロ、守備力アップのサードの梶祐輔、がっちりつかんで1塁へ送球、前田が捕ってアウト、スリーアウト試合終了。帯広農業センバツ初出場初勝利! 心の中は十勝晴れ! 次は“なつぞら”でも!

 【大会第1日・第2試合 白樺学園 北海道 初出場】

 小野塚:センバツの楽しみの1つは、冬の取り組みの成果です。打者はどのくらい飛距離が伸びたのか。投手ならスピードや球威がどれだけ増したか。そしてその蓄えた力を甲子園が引き出します。北海道の白樺学園です。浜風さん、このチームも良くなってるんじゃないですか?

 浜風:秋と比べて、みんな体が大きくなっていますね。全道大会(北海道)の優勝から明治神宮大会ベスト4とどんどん勝負強さを身に着けていきましたし、そこに体の成長が加わっています。特にエースの片山楽生君に注目です。…

 小野塚:場内アナウンスで紹介される中、片山が投球練習をしています。1メートル78センチ右のオーバーハンド、長い手足、ストライプのユニホームのせいか、より長身に感じますが、下半身、特にもも周りの筋肉が発達しています。コメを多くとり肉体改造を図って5キロ増の81キロです。さあゲームが始まります。左バッターに対します。プレートに軸足を乗せて、胸の前でオレンジのグラブを合わせる。セットポジションの形から第1球を投げました。アウトロー143キロ! ストライク。オーッと! いきなり自己最速142キロを更新! ああ? 片山バックネット上にあるスピード表示を見てやや不満顔ですよ。

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