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【江尻良文の快説・怪説】「開幕準備は公平・平等に」 野球選手が訴えた舞台裏 (1/2ページ)

 3日に都内で開催の新型コロナウイルス対策連絡会議と12球団代表者会議。目標の4月24日に代わる開幕日ばかりが注目されたが、現場の選手たちの要求は違っていた。その全貌は?

 いの一番で西武・松坂大輔投手(39)がこう訴えた。「球団によって開幕までの準備期間の内容が違っているのは不公平だ。休止している球団もあれば、練習している球団もある。NPB(日本野球機構)が統一した準備期間のスケジュール内容を決めないと、公平・平等でなくなる」。他の選手からも同様の声が噴出している。

 確かに一理ある。コロナ感染拡大で3月20日の開幕が延期。新たに4月24日開幕を目標に設定した際、NPBはその間のスケジュールは「各球団に任せる」と公言した。

 感染防止のため、集団での練習を休止する球団が続出。監督が「選手からコロナウイルス感染者を1人も出さないことが最大の課題だ」と断言する球団もあった。実際にプレーする選手にとって、公平・平等な準備期間は最重要な必須条件だというのも理解できる。

 開幕を延期したNPBはてんやわんや。斉藤コミッショナーは「すでに販売した入場券の払い戻しなどは、われわれには詳しくわからないし、各球団にお任せします」と各球団に一任した。その流れで、開幕までの準備期間も各球団の事情に合わせて対応を、ということになったのだろう。

 もうひとつの理由は、コミッショナーが絶対的権限を持つ米大リーグとの違いだ。「コミッショナーが主導するメジャーと違い、日本の場合は12球団がそれぞれ独自な球団経営をしており、コミッショナーはそれをサポートする立場」と斉藤コミッショナーも認める。

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