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【江尻良文の快説・怪説】12球団とNPBの“ピンボケ”対応 選手の要求と大きなズレ… 緊急事態宣言8球団直撃で開幕問題再燃も (1/2ページ)

 6日に行われた12球団実行委員会で、話し合われたのは〔1〕FA日数の平等〔2〕新型コロナウイルス感染疑いで登録抹消期間中に陰性とわかれば、10日を経過しなくても復帰できるようにする(3)選手の譲渡期限も従来の7月31日でなく、引き延ばしてもいいのでは-といった内容。

 これでは、選手たちが今一番深刻な問題として受け止め、主張しているものとのズレが大きすぎる。「選手にとって一番大事な開幕までの準備期間の内容は、12球団平等・公平を期すためにNPBが統一したものに欲しい」。選手会がこうした当然な切迫した問題解決を要求しているのに、12球団、日本野球機構(NPB)にはまるで通じていなくて、まさにピンボケな対応だ。

 そして7日も行われる12球団の会議。同日に発令される政府の「緊急事態宣言」の内容次第では新たな開幕問題が論議される可能性まである。

 急激な感染拡大を受けた今回の緊急事態宣言は、「首都圏と大阪府など念頭にしたもの」と言われていたが、6日の実行委員会に出席した関係者はこう危惧していた。

 「どこまでの地域が具体的な対象になってくるかにもよるからね」と。まさに不安的中だ。6日夜になって、安倍首相が「7日から緊急事態宣言にする7地区は、東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡」と具体名を挙げたが、まさにプロ野球の本拠地を狙い撃ちの格好だ。

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