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今秋ドラフト危機で「プロ志望トライアウト案」 センバツ中止、練習も視察できずスカウト悲鳴 (1/2ページ)

 全国に広がる新型コロナウイルスの脅威は、プロ入りを目指す高校球児の未来にも暗い影を落とす。春の甲子園など公式戦が中止、部活動も自粛でアピールの機会が失われる中、ドラフト候補生たちに希望を与える妙案が持ち上がっている。

 「ドラフトがやばいです。センバツの中止だけでなく、予定されていた春季県大会や地区大会なども軒並み中止。大きいのは強豪校同士の練習試合もほとんどが中止か延期になっている」。そう視察機会の激減を嘆くのは、セ・リーグのあるスカウトだ。

 「学校での練習もほとんど立ち入り禁止で見られない。学校側の許可が出ても、(球団の)親会社が自粛の指示を出している」(同)。金の卵の調査がいっこうに進んでいないのが実情だ。

 別の球団のベテランスカウトは「センバツは冬を越えて成長を見る絶好の機会だった。春季大会も、センバツに出られなかった選手たちの成長を見る大会。それらがなくなった上に、練習試合も軒並み中止になっている。今年の高校3年生は極端にアピールの機会が少ないことになってしまう」と警鐘を鳴らす。

 8日に安倍晋三首相が発出した「緊急事態宣言」により、事態はますます深刻化。このままコロナ禍が夏まで及べば、夏の甲子園も地方予選が開催できず、大会中止となる可能性まである。

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