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相撲界にコロナ感染者…力士名、部屋名を非公表でいいのか? (1/2ページ)

 日本相撲協会は10日、幕下以下の力士1人が新型コロナウイルス感染を調べるPCR検査で陽性だったと発表した。力士、親方、行司ら協会員の感染確認は初めて。力士名や年齢、所属部屋は明らかにされなかった。

 前日9日に相撲協会は、入院した力士が簡易検査で陽性とされた後に、病院側が陰性と訂正したと発表したが、PCR検査の結果は陽性。芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「感染症が身近に存在していると痛感した。重篤にならないよう心から祈っている」と話した。

 感染力士の部屋で、他に体調不良を訴える協会員はいないという。

 しかし、相撲部屋は共同生活。幕下以下は大部屋で生活し、寝食をともにする。感染者の出ている野球、サッカー、バスケットボールといった他のスポーツと比べると、リスクは相当高い。また、感染力士が入院した後も他の力士らは、ともに生活していた部屋の中で、待機をしていたという。

 相撲協会は、十両以上の関取と親方に感染者が出た場合は公表の予定。ところが、それ以外は「部屋の名前も力士名も、個人情報なので公表はいたしません」(芝田山部長)というスタンスだ。

 今後は、保健所の指導を元に対処しながら、部屋内や外部との接触、行動範囲などの確認を進めるが、すでにクラスターになっている恐れもある。近隣への影響を考えると、部屋の名前も公表しないのは、配慮が足りない感は否めない。

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