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巨人・岩隈、原監督の「信頼」を取り戻すことができるか?

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で5月中の開幕も見通しが立たない期間は、リハビリ組にとって猶予となる。2018年オフに米大リーグから加入も、昨季は2軍戦2試合のみの登板にとどまった巨人・岩隈久志投手(39)は14日、ジャイアンツ球場で打撃投手として登板した。

 右肩の不調に加えて昨年10月にそけいヘルニアの手術を受け、今春のキャンプはリハビリに専念。帰京後もネットスローやキャッチボールなどで状態を高めてきたが、ここに来て段階を1つ上げた形だ。

 通常のマウンドよりも短い距離から打者2人に50球。球団を通じて「球数も投げられたし、久しぶりに打者に投げられたことはよかった。打者への感覚もつかめたし、これからブルペンで強度も上げて高めていきたいですね」とコメント。ボール球も少なく、持ち前の制球力は変わらず。打席に立った黒田と加藤は「球離れが遅くてびっくりした」と驚きを交えて振り返った。

 2009年の第2回WBCでは連覇に貢献する大活躍をみせ、指揮官だった原辰徳監督(61)が、日本復帰を決めた右腕を巨人へ導いた。

 ところが19年は戦力となれず、年俸5000万円から減額制限を超える3000万円減の2000万円で契約更改。昨春のキャンプで「クマさんはちゃんと逆算しているから」と調整を任せてきた原監督ら首脳陣の口から、今季の戦力として期待する言葉は発せられていない。

 6月以降の開幕が現実味を帯びるが、投げられることをアピールし、首脳陣の信頼を取り戻すことが先決。一進一退の回復過程をたどる不惑手前の大ベテランは、この時間を生かして輝きを取り戻すことができるだろうか。

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