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【Tokyo1964秘録】レスリング・八田一朗 64東京五輪、レスリング躍進の裏に“八田イズム” (1/3ページ)

 1964東京五輪の時、レスリングは男子のみでここ数回の五輪でメダルを量産している女子種目はまだなかった(女子は2004年のアテネ五輪から)。

 そして男子はこの大会フリースタイル、吉田義勝、上武洋次郎、渡辺長武、グレコローマン、花原勉、市口政光が金メダル獲得。両スタイル16階級中5階級を制覇し、体操競技と同じ5個の金メダルを取って柔道(金3個)を加え日本のお家芸といわれた。

 特にフリー・バンタム級の上武(早大)はオクラホマ州大で腕を磨き、東京の次のメキシコ五輪でも優勝。レスリング男子史上ただ一人五輪連勝者となった。また、同フェザー級の渡辺(中大)は絶対的な強さで“アニマル”の異名がつけられ、また、技の正確さから“スイス・ウオッチ”と評された。実際、東京では全試合1ポイントも許さずフオール勝ち、前後の世界選手権と併せ3年連続世界一となりこの間にマークした「186連勝」はギネスブックに掲載された。

 64東京五輪で日本は計16個金メダルを獲得したが、体操とレスリングで10個と荒稼ぎ。そして、レスリング躍進の裏に八田一朗協会会長の熱意とユニークな指導法、“八田イズム”があったことも見逃せない。

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