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東京五輪目指す津端ありさ リングの外でも戦う看護師ボクサー 「感染防ぎたい」と使命感

 東京五輪を目指すボクシング女子ミドル級、津端ありさ(26)は西埼玉中央病院に勤務する看護師だ。

 新型コロナウイルスの症状を訴え、訪れる患者は日に日に増えている。

 「人は足りない。患者さんもスタッフも本当に疲弊している。みんなストレスもたまる。国内や海外から届く医療従事者への感謝の言葉が何よりの救い」

 防護服を脱ぎ病院を出ても自粛生活が続く。ジムでの練習は当面取りやめ。換気された場所で人と接触を避け汗を流す。

 ダイエット目的で始めたボクシング歴はまだ2年で、戦績は2戦1勝1敗。初めての大会となった昨年10月の全日本選手権では、同じ階級の出場選手は2人だけだった。初戦の決勝で快勝して五輪予選代表候補の座を手にし、夢にも思わなかった五輪は目標となった。

 五輪出場権を懸ける世界最終予選は来年になる見込み。「世界中で亡くなっている方がいる。五輪がお祭りになるとは思えない。それでも、みんなが励ましてくれる。チャンスをつかみたい」。

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