【清水秀彦 そういうことだろ~】Jクラブが“巨額赤字”にハマる2つのパターン (2/2ページ) 清水秀彦 そういうことだろ~
--そんなチームを任される監督は大変ですね
「オレは福岡の監督時代(1996年)、『それは違うんじゃないですか?』って言ったら、1年で自分がクビになっちゃったけどな。あはは」
--鳥栖はどうなる
「何の対策もしなければ、J3まで落ちるでしょう。もう腹をくくるしかないね。海外じゃ、破綻したクラブはアマチュアからやり直しなんてことは何度もある。それにはまず、クラブの社長も結果が出なかったらクビになる。プロにならなきゃ、だろう~?」
--鳥栖の今期の赤字は新型コロナウイルス禍とは無関係ですが、今後ほかのクラブは大丈夫か
「連鎖が怖いね。『鳥栖が20億なら、うちの赤字なんか軽いもの』なんて言ってられない。コロナの問題で行政がこれ以上、Jクラブを支援できないとなったら、また巨額赤字のクラブが出てくる。そうしたらもう、Jリーグ自体を再編しなきゃいけなくなるぞ」(元J1仙台監督・清水秀彦=聞き手・久保武司)