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「独立リーグ」コロナで絶望感 今年ドラフトかからなければ即引退の世界 BC群馬・牧野塁監督が激白 (1/2ページ)

 新型コロナウイルスの猛威が、後がない立場でNPB(日本野球機構)球団入りを目指す、独立リーグの選手たちの心を折ろうとしている。かつてオリックス、阪神などでプレーし、今季からBCリーグ・群馬ダイヤモンドペガサスの監督を努める牧野塁氏(45)が、現場に広がる危機感を夕刊フジに激白した。

 チームは4月14日の練習を最後に活動停止。現在は各自で自主練習を続ける。牧野氏が選手宅の付近を通りかかった際、遠目からチェックしても「体の動きが元に戻っていることは否めない。1人だと妥協してしまう部分もあるだろうし」。

 練習場所も確保できない。緊急事態宣言が全国に拡大以降はグラウンドが借りられず、「やむを得ず空き地で2、3人で練習しても苦情が届く状況。何とか解消できないか」と頭を抱える。

 独立リーグの環境や金銭面での厳しさは覚悟していても、実戦を遠ざかりながら選手生命を浪費する事態は想定外だ。選手たちの立場は日に日に逼迫していく。

 「NPBの場合は、当落線上の選手でも育成契約や減俸でチームに残れるかもしれませんが、独立リーグはもともと崖っぷちの選手が多いわけで、1年1年が勝負。今年のドラフトにかからなかったら、引退がすぐそこにある世界です」

 牧野氏は2009年限りで引退後、横浜(現横浜DeNA)の打撃投手を経て、楽天のジュニアアカデミーコーチを7年間務めた。昨年は独立リーグ・徳島の監督に就任1年目で年間優勝。手腕を買われ、今季は群馬を指揮することになった。

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