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【江尻良文の快説・怪説】思い出す「世界の王」の言葉 異例シーズンでもタイトルには胸を張れ (1/2ページ)

 新型コロナウイルスの世界的な猛威でプロ野球開幕は、ひたすら感染縮小を願うだけ。もし、開幕しても各タイトルは過去にない低レベルの数字にならざるを得ないだろう。が、新型コロナウイルスとの栄誉ある闘いの勲章だ。

 メジャーの本塁打記録を超える通算868号の“世界の王”が、語った本音。「日本プロ野球界最高の本塁打王」の言葉を鮮烈に思い起こしている。

 「いやあ、どこのメジャーの球場に比べても遜色ない、あの広さの福岡ドームで、本塁打王を獲得した小久保は立派と言うしかない。本当にたいしたものだよ。キャンプではいの一番に球場入り。毎日居残り特打で球場を出るのは最後。オレなんかマネできない小久保の猛練習だ。アイツはホークスではオレより1年先輩だけどな」

 たまたま福岡ドーム(現ペイペイドーム)でダイエー・王監督(現ソフトバンク球団会長)との話が、王ファミリーの長男坊と呼ばれていた小久保に及んだことがあったのだ。

 その際に、王監督初年度、小久保入団2年目の1995年に28本塁打で初の本塁打を獲得したことに関し、王監督が手放しで礼賛。世界の本塁打王が、当時、メジャー並みの広さを売りにしていた福岡でのホームランキングに輝いた愛弟子をほめちぎったことに関し、驚きを隠せなかった。

 と同時に、当時の世界の王誕生に対し、案の定、メジャー関係者から噴出したブーイング。「メジャーの本塁打記録超えるといったって、あんな箱庭みたいな狭い球場なら何本でも打てるだろう」という批判的な声に対して沈黙を保った。

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