記事詳細

三段目力士、新型コロナ感染で死去

 日本相撲協会は13日、三段目力士の勝武士(本名末武清孝さん、山梨県出身、高田川部屋)が同日午前0時半、新型コロナウイルス性肺炎による多臓器不全で死去したと発表した。28歳だった。新型コロナ感染での死者は角界初。国内で20代の死亡は、年齢が明らかになっている中では初とみられる。

 4月4日ごろから38度台の発熱があり、同10日に新型コロナ感染を調べるPCR検査で陽性が判明。相撲協会員で初の感染が確認されていた。

 協会によると4月19日に病状が悪化。東京都内の病院の集中治療室で治療を受けていた。2007年春場所初土俵で、最高位は東三段目11枚目。

 八角理事長(元横綱北勝海)は「1カ月以上の闘病生活、ただただ苦しかったと思いますが、力士らしく、粘り強く耐え、最後まで病気と闘ってくれました。今はただ、安らかに眠ってほしいと思います」と悼んだ。

 高田川部屋では師匠の高田川親方(元関脇安芸乃島)、十両白鷹山関も感染が確認されたが、既に退院した。24日初日予定だった大相撲夏場所は中止が決まっている。