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相撲協会は、力士の命を守る体制を整えよ! 本場所開催を模索する前にやるべき事 (1/2ページ)

 大相撲で初めて新型コロナウイルス感染が判明していた三段目力士、勝武士(しょうぶし)さん=高田川部屋=が13日午前0時半、新型コロナウイルス性肺炎による多臓器不全で死去した。28歳。プロスポーツ選手ばかりか、国内で30歳以下の死亡も初とみられる。

 相撲部屋は共同生活で勝武士さんら幕下以下は大部屋で生活。「3密」ができやすく感染リスクが高い環境だ。師匠の高田川親方(元関脇安芸乃島)と弟弟子で十両の白鷹山も感染したが、こちらは早期に退院できた。勝武士さんの重症化の一因とみられるのが、若くして患った糖尿病だ。インスリン注射は欠かせなかったといい、2016年の初場所で取組直前に体調不良を訴え、不戦敗となったこともあった。

 ある部屋の師匠は「ほかの病気も、糖尿病を持っていると治りが遅い。感染しないように、さらに敏感にならないといけない」と警戒。持病を抱える力士は多いだけに、二度とこのような事態を招かないためにも、日本相撲協会は早急な対策を練らなければいけない。

 この日、協会は力士、親方、行司らに新型コロナウイルス感染歴を調べる抗体検査を実施すると発表。芝田山部長は「団体生活や稽古を行う上で、不安を取り除くことができると考えている。それを受けて次の場所への対策に役立てていきたい」と話したが、なぜか対象は全員でなく希望者のみだ。抗体がないと判定された力士らへの対応も明らかでない。

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