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【山崎武司 メッタ斬り 生涯ジャイアン】DH制全面導入案に賛成「意外な苦労があるんだよ」 (1/2ページ)

 夏の名古屋の風物詩でもある大相撲の七月場所が、コロナ禍で東京で開催されることになった。僕も含めて、楽しみにしていた人がたくさんいるので、本当に残念だね。

 例年はナゴヤドームにもお相撲さんが観戦に来て、僕も部屋に稽古を見に行ったり、ちゃんこを食べさせてもらったりしている。よくかわいがってもらったのは北の湖さん(元横綱)。部屋を継承した山響親方(元幕内厳雄)や九重親方(元大関千代大海)、うちの近くに部屋がある友綱親方(元大関魁皇)、同級生の立浪親方(元小結旭豊)ら、今も仲のいい親方衆がたくさんいる。でも、1000人近くが名古屋に来るリスクを考えると、今年は仕方ないね。

 こちらもコロナの影響で7月上旬の開幕を目指すメジャーリーグでは、リーグの枠を超えて同じ地区のチーム同士で対戦する案が検討されている。実現すればナ・リーグのチームでもDH制が採用され、来季以降も継続という話も出ているとか。日本でも巨人の原監督がセ・リーグに導入を訴えているけれど、僕は大賛成だ。楽天ではDHで2度も、ベストナインをもらっているしね。

 実際にやった立場からいうと、打撃に専念できてもDHなりの苦労がある。試合の入り方、特に第1打席への持っていき方が、ものすごく難しかった。いくらウオーミングアップで汗をかいても、守備に就いて緊張して体の芯からかく汗とは全然違うんだ。

 ユニホームのままサウナに入ったり、外を走ったり、いろいろ試したけど、春先だと仙台はベンチに戻るとまだ寒くて、上手くいかなかった。

 でもDHには、そんな大変さをはるかに上回るメリットがある。まず、打者の枠が1つ増えるので、くすぶっている選手に出場機会ができる。たとえば中日は、ドラフト1位の石川昂を使って、ビシエドとか、左翼守備のおぼつかない福田をDHにすることもできるので、すごくプラスになる。

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