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横浜高ドラフト候補の父・ヤクルト度会氏が激白!「最後にやらせてあげたかった」

 新型コロナウイルスの影響で20日、8月の第102回全国選手権大会の中止が決定した。夏の大会の中止は3度目で戦後初。選抜大会と春夏連続での中止は戦争での中断を除き史上初めて。

 今秋ドラフト候補の横浜高・度会隆輝内野手(3年)を次男に持つ、ヤクルト・度会博文ファームディレクター補佐(48)がこの日、親として胸の内を明かした。

 「(隆輝は)中止になって、さすがにうなだれています。最後にやらせてあげたかった。選手だけではなく、一緒に甲子園を目指していた監督、部長、コーチのみなさんのことを考えると言葉が出ません」

 左打ちでシュアな打撃の隆輝は、中3時にTBS系「炎の体育会TV」のヒットTheターゲットで、プロでも実現できなかったパーフェクトを達成。そのときにトスを上げていた父が、英才教育を施してきた。

 甲子園を目標に横浜高に入学し、1年夏、2年春と2度出場。しかし博文氏は「3年の夏は特別。5回可能性があるのが3回になって、3年は春夏とも甲子園のない学年になってしまった」と息子の心中を慮った。

 大会中止の原因ひとつに、練習不足も挙げられている。現在、横浜高は休校中で部活動も行えていないが、「練習をやる子はやっている。横浜高ぐらいになるとしっかりしたメニューが配られていて、毎日それに沿った自主練習をしている」。最後の夏を目指してトレーニングに励んでいた球児たちのため、「甲子園ができないなら、集まって県大会をやるとか、何か対策を考えてもらいたいですね」と訴える。

 隆輝はドラフト候補として名前が挙がるが、スカウトにアピールする場も消滅。「うちの子に限らず、進路を変えなければいけない子も出てくると思う」と影響を心配する。くしくも父が現役時代に背負っていた、ヤクルトの背番号「4」は空いている。いい形で高校生活を締めくくり、ぜひ親子燕を目指してもらいたいものだ。(塚沢健太郎)

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