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【最先端アマチュアスイング】スローなスイングで飛距離アップ 手元を体の正面に置き、シャフトは平行移動させる

 下半身の動きでボールをとらえるためには、インパクトゾーンでヘッドを落としてはいけないという話をしましたが、もうひとつ、ビジネスゾーンでやってはいけないことがあります。それは、ヘッドをボールに届かせようとヘッドを前に出す動きです。

 これまで何度も言ってきたように、前傾姿勢が崩れなければ、下半身を動かすだけでクラブはアドレスの位置に戻り、ヘッドはボールに当たります。ところが、ゴルフの場合は、自分の立っているところから離れた場所にボールがあるため、そこまでヘッドが届かないのではないかと思ってしまい、ついつい手でヘッドを前に出してしまうのです。

 このようにヘッドを前に出さないようにするためには、手を使わないことはもちろんですが、インパクトゾーンではシャフトを体のラインに沿って平行移動させるようなイメージで動かすことが大切です(写真〔1〕)。

 「それではヘッドがボールに届かないのでは?」と心配する人もいるかもしれませんが、とにかくやってみてください。心配しなくても届きます。

 なお、最初のうちはトップ気味の球が出てしまうかもしれませんが、それでOK。ダフるよりも「ボールの上を通過するほうがよし」として練習を積んでください。

 それともうひとつ。ビジネスゾーンでは、ヘッドも常に体の正面に置いておかなければいけないと思っている人も多いようですが、これも間違った考えです。

 なぜなら、ヘッドは重量があるので、体の動きよりも遅れてくるのが当たり前だからです。にもかかわらず、手元を体の正面に置いておこうとすると体の回転速度を落としながらヘッドが追いついてくるのを待たなければいけなくなってしまいます。

 体の前に置いておかなければいけないのは、ヘッドではなく手元です(同〔2〕)。つまり大事なのは、手元を体の回転とともに動かすということ。むしろヘッドは、右サイドに残したままクラブを振っていくことが正しい動きになるというわけです。

 ■坂本龍楠(さかもと・りゅうなん) 1981年、神奈川県生まれ。2011年、日本プロゴルフ協会ティーチングプロ資格を取得。豪州仕込みの理論でレッスンを展開し、「YouTube」のレッスン動画は登録者数9万人超。悩めるゴルファーの救世主として絶大な人気を集めている。新宿御苑ゴルフスタジオ主宰。