記事詳細

コロナ感染から退院の高田川親方、勝武士さん追悼「言葉にできない」

 大相撲の高田川親方(元関脇安芸乃島)が1日、新型コロナウイルスに感染し5月13日に28歳で亡くなった、三段目の勝武士(しょうぶし)さんについてコメントした。

 勝武士さんは4月4日に発熱し、8日から入院。1カ月以上の闘病だった。高田川親方は「医療機関が切迫した時期と重なっていましたが、相撲協会の対応もあって重篤化する前に入院できたので、元気で帰ってきてくれるものと信じておりました。しかし容体が急変し、1カ月以上の闘病の末帰らぬ人となりました。私の体調回復を待っていたかのような最期でした」と明かした。

 1学年上の兄弟子で、小学生の頃から22年来の付き合いの竜電も「入院後、心配で送ったメールに『大丈夫です。また連絡します』ときた返信が最後になってしまいました」と説明。入院直後はまだ連絡もとれる状態だったというだけに、なおさら惜しまれる。

 自身もコロナ感染で入院した高田川親方は1週間ほどで退院。「大変ご心配をおかけしました。医療従事者のお力添えを得まして、健康状態もようやく回復いたしました」と報告。部屋の力士はトレーニングに取り組み、7月場所(7月19日初日・両国国技館)へ向けて徐々に本格的な稽古を再開する予定だ。

 「誰からも愛される大事な家族を失った悲しみは言葉にできません。しかし前を向き、これからも勝武士と一緒に部屋一丸となって頑張って行こうと、最期のお別れでみんなで誓い合いました」と高田川親方。悲しみを乗り越え、7月場所の土俵に挑む。(塚沢健太郎)

関連ニュース