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リベンジの2軍戦で緊急降板 阪神・藤浪、弱り目に祟り目

 先月28日に遅刻し、2軍降格となった阪神・藤浪晋太郎投手(26)が3日、ソフトバンクとの練習試合(鳴尾浜)に6回から登板し、2回0/3で緊急降板した。

 3月18日以来のマウンドに上がると、最速154キロをマークするなど、若鷹3人から三振を奪い上々だったが、2イニング目に入った途端、様子がおかしくなった。1死から海野への四球は、いずれも140キロ台で、三森、谷川原に連続長打を浴びて2点を失った。

 3イニング目も格下相手に“剛腕”はなりを潜めたまま。先頭の田城に右翼線二塁打で出塁を許し、続く古沢のところで異変に気付いた捕手の長坂と香田2軍投手コーチが慌ててマウンドへ。なおも投球を続けたが結局、四球を与えて降板。試合後、球団広報は「投球中に右胸の張りを感じて大事をとった」と発表した。

 本来なら頭を冷やすために、しばらく出番がなくてもおかしくないが、わずか5日でリベンジのチャンスが巡ってきた。ところが結果は裏目に。チーム関係者は「試合ではあまり痛い、かゆいを言わない子なんだけどね。ちょっと(ネガティブなことが)続いているから気落ちして焦っている」と心配顔だ。

 一方、球団関係者は「遅刻で懲罰的に2軍落ちしたのは本人も納得していないだろう。ただ、今回はケガを機にリハビリ組に入れてもらってゆっくりした方がいい。冷静に心身ともに切り替えることが先決」と勧める。

 自身のみならず宿敵・巨人もコロナ禍で揺れ動くなか、今は“急がば回れ”の姿勢を貫いた方がよさそうだ。(山戸英州)

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