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巨人・坂本、大城コロナ陽性…防ぎきれない「サイレント・スプレッダー」 プロ野球、見切り開幕の危うい賭け (3/3ページ)

 世界基準を満たしたJリーグに対し、サッカーに比べれば接触プレーが少ないとはいえ、NPBは検査の方針すら球団任せだ。巨人が今回の事態を受け、1軍全体のPCR検査も4日午前までに済ませる一方で、他球団では抗体検査さえソフトバンクが親会社の指導で行ったくらい。日本プロ野球選手会も選手の要望を受け、12球団全選手のPCR検査を求める検討を始めたが、NPBはまだ「状況は変わってきたが、どういう検査ができるか研究中」の段階だ。

 先行して開幕した海外のプロ野球では、世界屈指の防疫成功例となった台湾は1人でも感染者は出れば公式戦は中断。韓国は5人で中断としている。NPBも開幕までにこうした基準を定めるが、これまで通りに球団側に主導権を渡していては効果的な対策は難しい。開幕前に肝を冷やされた巨人2選手の“微陽性”事件を、見切り発車のシーズンを完走するための奇貨とできるか。