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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「無題」》試合削減分の扱いでNPBと選手会に隔たり 統一契約書の問題点 (2/2ページ)

 米大リーグとは違い、選手と球団が交わしている統一契約書には、今回のような不測の事態での試合数削減による年俸の扱いについて記載はない。このため、球団主導で年俸の減額交渉を進めることはできない。実際に、事務折衝でも協議されなかった。

 今季は無観客開催や試合数削減で、球団の経営が相当苦しいのは確かだ。年俸を少しでも抑えたいというのが球団側の本音だろう。もし、選手会が、出場選手登録日数などで有利な条件を引き出そうと考えるなら、年俸削減についても議題に載せなければならない。選手会の森事務局長は「(球団が)潰れるほど厳しい状況があるのに『(年俸を)維持しよう』というつもりはないが、評価するものがないと判断できない」と話しており、NPB側が具体的な経営状況を説明すれば、話し合いの余地はありそうだ。

 今回の事務折衝は1月以来の開催。選手会では、何度も協議の場の設定を要望してきたというが、開幕直前まで持ち越された。森事務局長は「選手の意見が全然伝わらない状態。色んなことが球団主導で決まっている」と怒りを隠さない。もっと早く協議の場を持つべきだったと感じる。合意に向けて、お互いに歩み寄る必要がありそうだ。(K)

 開幕が決まり、ワクワクしているプロ野球担当記者。

【zak女の雄叫び】取材や日常…。女性記者21人が月ごとのキーワードで本音を綴るリレーコラムです。5月のお題は「笑」です。