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【ゴルフ真剣勝負 the MATCH】トップまでの動きを重視したスイング スイング分析編・上田桃子 (1/2ページ)

 国内のみならず、米ツアーにも果敢に挑戦した上田桃子選手。宮里藍さんとともに、今日の国内女子ツアーの隆盛を築いた1人といっても過言ではないでしょう。

 若い頃はアメリカと日本を行き来し、現在も同年代の選手が一線を退いていく中で、その存在感を示しているあたりには、芯の強さ、精神的なタフさを感じます。

 彼女と接してまず感じるのは、ゴルフの知識が豊富なこと。女子プロ選手には珍しく、自分の頭で考え、自らスイングを作っている。実際、そのスイングを見ると、体の動きだけでなく、クラブをどういうふうに動かしたら効率良くエネルギーが伝わるかを考えて、クラブを振っているような気がします。

 スイング軌道はきれいなインサイドインで、お手本のようなドローボールヒッター。コントロールされてしっかりつかまった、落ち際にドローボールになる球を安定して生み出しているのが最大の強みといえるでしょう。

 そういうスイングするために、彼女が最も意識しているのは、アドレスを含むテークバックだと思われます。

 ダウンスイングに向かって最大値、下半身に力が入るようなポジションに持っていくためにはどうすればいいか?

 まず、アドレスでは、重心をしっかりと拇指球周辺に乗せて立ち、それほど大柄ではない自分の体格を考えて前傾をそれほど深くせず、上半身の捻転がしやすいように構えています。

 また、パワーの源となっている下半身を生かすため、少しワイドスタンスにしているのも彼女の特徴。このアドレスから、しっかり体重を移動して、うまく右の股関節へ体を入れています。