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阪神、危険な“助っ人依存” 大山ら“割りを食う”若手が続出で…OB「ひずみは必ず来る」 (2/3ページ)

 実際に9日、練習試合の広島戦(マツダ)は3番・マルテ、4番・ボーア、5番・サンズの外国人クリーンアップ。3人とも出場しなかった7日のソフトバンク戦(甲子園)を除いた練習試合の6試合で、外国人5人制を見越していたかのように、この打順を続けている。

 前年最下位のチームを率い、就任1年目で3位となった矢野監督は、2005年以来15年ぶりのリーグ優勝を目指すが、昨季リーグ最少の538得点(1位の巨人は663得点)を解消するためには、何としても破壊力満点の打線を組みたいのが本音だろう。

 だが、その裏では割を食う若虎もいる。筆頭は昨季開幕から105試合目まで4番に座り、全試合出場した大山悠輔内野手(25)だ。今春のキャンプでは広角に打つポイントを会得し、オープン戦で花開き打率・378とリーグ“首位打者”でオープン戦をフィニッシュしたが、それも水の泡となりかねない。

 首脳陣は、好調のマルテを定位置の三塁で起用を選択。7日のソフトバンク戦では、大山を途中から2年ぶりの左翼を守らせた。9日からは2軍戦に出場し、中日戦(ナゴヤ)に左翼で先発。意地の猛打賞を記録し、開幕スタメンを猛アピールした。

 指揮官も「悠輔にとっていい時間になる」と話したが、球団OBからは「外野手の高山もそうだが助っ人、計算の立つベテラン選手を優先起用するとそのひずみは必ず来る。短期的にはいいが、中長期的にはチームの軸が育たず影響が出かねない」と心配する。

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