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センバツ代替試合開催で膨らむ疑問「夏の甲子園もできたのでは?」 八田会長「当時はリスク高かった。判断は正しかったと思っている」 (1/3ページ)

 日本高野連は10日、新型コロナウイルスの影響で中止になった今春の選抜高校野球の出場32校が、「2020年甲子園高校野球交流試合」として甲子園球場で1試合ずつ行うことを発表した。日程は8月10-12日、15-17日の計6日間で、夏の甲子園大会が中止になった期間を利用する。甲子園出場が幻となった球児たちの夢をかなえた形だが、その趣旨と開催に至った状況を高野連が説明すればするほど、「それなら夏の大会も開催できたのではないか?」という疑問が膨らむばかりだ。 (塚沢健太郎)

 当初、選抜の代替案としては、夏の甲子園の前後に試合を行うことや、入場式に参加する案が考えられていたという。だが夏の大会自体が5月20日に中止。コロナ禍で部活動を再開できず準備期間の取れない学校が多い点や、全国から甲子園に移動することで感染リスクなどが高まることが、中止の理由だった。

 選抜の救済措置として行われる交流試合も、各校1試合だけとはいえ、全国から集まってくることに変わりはない。密を避けなければいけないのに、「少しでも多くの選手に甲子園で試合をという思いで特別に」(小倉好正事務局長)と、ベンチ入りメンバーも例年の18人から20人に拡大。監督、部長、スコアラー、練習補助員5人など、各チーム30人が招待される。

 近隣の高校は日帰り、それ以外の宿泊は前日と試合当日の最大2泊。関東から西の出場校は公共交通機関を使わず、地元から感染予防した貸し切りバスで来場する。

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