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【神谷光男 スポーツ随想】高校野球が一つになった日 全国各地で独自大会開催 (2/2ページ)

 12日には福岡県高野連も7月18日からの実施を決めた。全国で初めて5月25日に開催断念を表明。8月まですべての主催試合を行わないとしていたが、今月に入って県教育委員会から開催の検討を促す文書を受け取っていた。「野球といえどもクラブ活動の一環にすぎない」と県教委がストップをかけるならわかるが、逆の展開だ。

 14日現在、47都道府県のうち前向きに検討、もしくは調整中としているのが4県で、あとは開催を決めている。福岡1県だけ「やりません」と言い張り、この流れに背を向けては「血も涙もないのか」と集中砲火を浴びるのは致し方ないかもしれない。

 昨夏の参加校は133校で全国6番目の激戦地区。既に引退を決めた3年生もいて「今さら困る」という指導者もいたようだが、多くは「開いていただけるならありがたい」と喜んだという。

 本格的なトーナメントでナンバーワンを決める地区も多い。高校野球が一つになった記念すべき現象だ。センバツ出場校招待と同様、11月末から12月に入ってでもいい。優勝校か、それに準ずる49チームを甲子園に招いて交流試合を開いてほしい。これぞ画竜点睛ではないか。 (作家・神谷光男)

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