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コロナ感染“第2波”懸念の中… プロ野球全日程発表のワケ

 ウィズ・コロナのシーズンの全貌が明らかになった。セ・パ両リーグは発表済の6月19日からの約1カ月分に加え、未発表だった7月下旬から11月の最終戦までの全試合を発表。新型コロナウイルスの感染第2波の懸念がくすぶるなかで、5カ月先まで日程を決めてしまった理由とは-。

 東京都ではこの日、48人の新規感染者が確認された。これで2日続けて40人超。感染再拡大が心配されるなか、状況を見ながら小刻みに日程を出す方法もあったはずだ。

 セ・リーグの杵渕和秀統括は「確かに世の中の状況がどうなるのかは未確定な部分だが、近い将来、お客さまを入れての試合を開催したい。その上での準備させてもらいたい」と、有観客試合への準備の必要性を強調。

 パ・リーグの保科求己統括はさらに踏み込み、「各球団からの意見として、この段階で日程を出すことで営業的なメリットもあるということで、今日の発表に至った」と明かした。

 政府の基本対処方針にでは、各球団とも7月10日以降に5000人の制限つきで観客入場が可能になり、さらに8月1日には規模を問わず収容人数の50%程度まで解禁される見込み。赤字必至のシーズンだけに、入場券販売や広告タイアップなどの営業をかける期間を少しでも長く取りたい、各球団の思惑は当然だろう。そうした努力が無駄にならぬよう、コロナ禍の終息を祈るばかりだ。 (片岡将)

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