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新助っ人ボーアを助ける? 阪神・糸井の未知なる“交信”力

 6月の対外試合の打率が・200と低調だった阪神の新助っ人、ジャスティン・ボーア内野手(31)=前エンゼルス。悩める舶来砲を孤立させないための、キーマンが糸井嘉男外野手(38)だ。

 チームは18日、開幕戦の舞台となる東京ドームで全体練習。その随所で見られたのがボーアと糸井が談笑する姿だった。

 ボーアは7歳上の「センパイ」に対して、「プロで長年、いい成績を収められている方」と最敬礼。「今日は京セラドームと東京ドームの違いを聞いていたよ」と会話の中身を明かした。時には来日2年目のマルテも交え、身ぶり手ぶりを交えながら指南していた。

 「宇宙人」とも称される糸井は日頃から、街中で外国人に声をかけられるとボディーランゲージで対応。最後は「OK! レッツゴー!!」で締めくくるのが定番だ。常々「俺の友達は外国人選手や!」とも語っており、昨春キャンプではマルテとナバーロ(昨季限りで退団)が弟子入り。メジャー史上最多762本塁打を放ったバリー・ボンズ、エンゼルスの主砲マイク・トラウトらの映像を教材に打撃指導した。

 こうした実績があるとはいえ、まだ出会って数カ月でどこまで意思疎通ができているのか。おせっかいながら、夕刊フジ記者が「通訳なしで話せているのか」と質問すると、ボーアは「糸井の英語は自分の日本語のレベルくらいだよ」と笑顔。「言葉はどうあれ、話そうとすることはとても大事。いい関係を築きたいね」とうなずいた。

 糸井効果でリラックスして打撃練習に臨めたのか。左腕に16打数無安打と超苦手にしているが、この日は打撃投手が相手とはいえ、右中間席の上方へ看板直撃弾。長距離砲の片鱗を見せ、「自分のスイングをしっかりして、強くボールをたたけたらいい結果が出る」と自信を深めた様子だ。あとは本番で本領発揮といきたい。(山戸英州)

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