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【神谷光男 スポーツ随想】福岡堅樹、医師へのトライ! 「認定合格」でも文句なし (2/2ページ)

 しかし、医者のボンクラ息子をむりやり押し込むのとはわけが違う。福岡のこれまでの努力の跡を見れば、「認定トライ」ならぬ「認定合格」でもどこからも文句は出ないだろう。5歳からラグビーを始め、勉学にも励んで成績はつねにトップクラス。進学校の福岡高から医学部合格を目指し一浪後、筑波大の情報学群に進学し、ここでも文武両道を貫いてきた。

 福岡は高校のとき膝の十字靱帯の手術を受けた経験もある。元ラガーマンの整形外科医が言った。「多分、整形外科医を目指していると思うが、自らの経験で精神面でも寄り添えるいい医者になれそうだ。スポーツ医学のためにも、大学の方からアプローチがあっていい。この人には入試の得点など関係ない。人物最優先で合否判定してもらいたい」。

 関東には医大や医学部、歯科、薬科大などのラグビー部による医歯薬大学リーグがある。福岡は現役引退時期も明言しなかったが、「トップリーグを退いたら医歯薬でもう一度輝いてほしい」との声が早くもリーグ関係者から挙がっている。華麗なステップで医師へのトライを見せてもらいたいものだ。(作家・神谷光男)

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