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阪神自慢の「MBS打線」不発 本家は“とばっちり”に戦々恐々

 超貧打の阪神は28日のDeNA戦(横浜)も1点しか奪えず、1998年以来22年ぶりに開幕から3カード連続で負け越した。助っ人3野手が居並ぶ通称「MBS打線」も不発。“本家”も心配で悲鳴を上げている。

 打線てこ入れのため、新加入のジェリー・サンズ外野手(32)が前日27日の同カードで1軍初昇格。マルテ、ボーアとともに先発で初めてそろい踏みすると、抑えの山崎から9回に値千金の1号逆転3ランで勝利の使者に。勢いそのまま、この日も捕手以外は同じ布陣で臨んだが、前夜の再現はならなかった。

 貧打解消の切り札と期待される、外国人トリオを並べた超重量打線。その愛称が今春キャンプから複数の新聞紙上で躍ると、大いに喜んだのがTBS系の在阪テレビ局の毎日放送だ。同局も頭文字を取った「MBS」の愛称で親しまれている。

 MBS関係者は「オープン戦の頃だったかな。『新聞でウチの名前が大々的に載った!』と大喜びするスタッフは多かったよ。3人が働ければその分、うちでも力を入れて情報番組で取り上げられる」と息巻いていた。

 ところが、開幕前は好不調の波が激しかったことから、助っ人たちへのインタビューを球団が保留。さらに不振のサンズが2軍落ちで出鼻をくじかれた。開幕8戦目から「MBS打線」は実現したものの、チームが沈んだままでは企画倒れだ。

 別のMBS関係者は「ウチは客入れ一発目となる、甲子園での7月10日の試合をローカルでテレビ生中継しますが、最下位では格好がつきません。それに外国人が打たなきゃ、『MBSが悪いんや!』って話にもなりかねない。それだけはホンマに勘弁してほしいですわ」と祈る思いだ。(山戸英州)

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