記事詳細

「リモートマッチ」特有のリスクが浮き彫り… ベンチの指示、選手の会話まで筒抜け

 Jリーグは感染症対策で当面、スタジアムに観客を一切入れない「リモートマッチ」で開催。再開初日に、ならではのリスクが浮上した。

 27日のJ2東京V-町田戦が行われた味の素スタジアムは5万人収容。だが会場入りを許されたのは、チーム関係者と報道陣の計100人ほどだけだった。普段は賑やかなスタンドに拍手や応援の音はなく、審判への抗議やベンチの指示、選手の会話まで記者席にも届くほどだった。

 東京Vの選手が「監督や選手の声がよく通る。自分たちにとってプラスになることも多かった」と口にするように、静けさが連携を後押しする部分もある。反面、狙いは相手にも丸わかり。7月第1週まで続く「リモートマッチ」特有のリスクとしてつきまとう。

 報道陣から「コーチングが筒抜けだった」と指摘された東京Vの永井秀樹監督も、「すぐ声が通ってしまうので、自分がやってほしいイメージをつい伝えてしまう」と弁解。しかし、難しい環境を逆用して相手を惑わせるのが指揮官の役割だ。永井監督は「相手に筒抜けではあるけれど、わざと言っているときもある」と“ささやき戦術”の活用を示唆していた。

関連ニュース