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“コロナ感染ゼロ”岩手で高校野球代替大会 帰ってきた「球児たちの夏」 舞台裏現地ルポ (1/3ページ)

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、今夏の甲子園と地方大会が中止になったことを受け、全国47都道府県の高野連は独自に代替49大会を開催することを決めた。1日にその先陣を切ったのは、いまだ全国で唯一、コロナ感染者がゼロの岩手県だ。日本中の大きな注目を集めた“今夏第1試合”は、入念なコロナ対策のため見慣れない光景の連続となったが、それでもやはり高校野球らしい魅力が詰まった熱戦となった。現地ルポで、その舞台裏を詳報する。 (塚沢健太郎)

 全国の高校球児とファンが待ち望んだ“夏の大会”が、コロナ感染者ゼロの岩手で幕を開ける。東京から現地に赴いて取材は可能か、事前に問い合わせた際には気が引けるところもあった。

 首都圏でコロナ感染者が再び増え始め、ワイドショーでは「東京差別」「バイキン扱い」などと特集が組まれている。ダメで元々かと思ったが、岩手県高野連から「1社1人。準決勝、決勝は2人までの取材を認める」と、拍子抜けするほどあっさり許可が下りた。念のため「東京から行っても迷惑はかからないか」と確認したが、「選手の家族で県外から応援に来る方もいますから」と寛大な言葉をもらった。

 そうは言っても、少なくないプレッシャーを感じながらの岩手入り。北奥地区の初戦は水沢商と専大北上の対戦で、しんきん森山スタジアム(金ケ崎町)には、テレビカメラ6台と30人の報道陣が来場した。

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