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“コロナ感染ゼロ”岩手で高校野球代替大会 帰ってきた「球児たちの夏」 舞台裏現地ルポ (3/3ページ)

 岩手が真っ先に独自大会を開幕できたのは、休校などの期間が他県と比べると短かったことも大きかった。水沢商は3月から活動自粛も、4月8日の入学式後から県の指示に従い、平日2時間の練習を再開。4月中旬からは、全国的に自粛が求められた大型連休を除き、近隣の高校と練習試合も行ってきたという。

 専大北上は秋、春の大会では上位に進出するものの、夏は3年連続で初戦敗退。及川将史監督は「『こういう状況だから』とか、『練習の時間が』とは一切感じていません。ほぼ満足しています。時間を短くすることによって逆にメリットがあるのでは、とやってきた。大変だったという思いは全くありません」と言い訳をせず、敗戦の責任を背負った。

 第2試合の前には、ベンチ、ロッカーなどの消毒を行い、第1試合の30分後までは入れないように徹底された。

 この日の岩手を皮切りに、今後は中止になった49地方大会の全てで代替大会が実施される。試合形式はさまざまで、7イニング制やリーグ戦方式を採用する大会もある。岩手大会優勝校には、東北大会(8月9-11日、宮城・石巻市民球場)への出場権も与えられる。各地の代替大会が大過なく行われ、さらにその先に全国大会への道が開かれてほしいものだ。

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