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【江尻良文の快説・怪説】原監督、巨人監督歴代2位の1034勝到達 歴代1位“川上超え”でミスターのリベンジへ! (1/3ページ)

 巨人・原辰徳監督(61)が長嶋茂雄終身名誉監督(84)に並ぶ、巨人監督歴代2位の1034勝に到達。両者は本来なら1981年から、監督とゴールデンルーキーで師弟関係を結ぶ可能性があったが、V9監督の川上哲治氏の“長嶋下ろし”によって幻に終わった。それでも第2次政権では、原ヘッドコーチに帝王学を授けて禅譲。球団歴代1位の川上監督の1066勝を、今季中にも原監督が追い抜くことは、ミスターにとっても密かなリベンジの達成といえる。 (江尻良文)

 原監督と長嶋終身名誉監督の名タッグは、第3次原政権によって完璧な形になった。2018年秋に原監督の再々登板の発表記者会見で、球団側はわざわざ「長嶋終身名誉監督が左手で書いたサイン」まで用意した。文字通りのお墨付きだ。

 長嶋-原の鉄壁コンビを改めて内外にアピールすることで、チーム内外からの不満、批判を封印することが目的だった。その効果はいきなり現れた。西武からFAで獲得した捕手の炭谷の人的補償で内海、同じく広島からFAで丸を補強した代償に長野と、2人の「巨人命」の生え抜きを放出したことから、巨人OBの批判が噴出しかけた。それでも最終的には「長嶋さんのお墨付きでは仕方ない」ということで、大爆発は抑えられた。

 その結果、5年ぶりのリーグ優勝という最低限のノルマは達成。日本シリーズでソフトバンクに4戦全敗で惨敗も、1年間の“執行猶予”として今季に臨んでいる。波紋を呼んだFAコンビも、丸が4日の中日戦で1試合2本塁打、6打点などようやく本領発揮。炭谷も小林が故障離脱するなかで先発マスクの機会を増やし、ベテランらしいリードで若手投手の活躍を引き出している。

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