記事詳細

あの鹿島が勝てない理由… 新監督下で“ドロ沼3連敗”最下位

 明治安田生命サッカーJ1第3節が8日、リモートマッチ(無観客試合)で行われ、鹿島がホームで札幌相手に0-2と19年ぶりの敗戦。リーグ戦3連敗で断トツの最下位、公式戦となると5連敗という泥沼である。

 勝てない理由はひとつではない。まずは今季就任したブラジル人のザーゴ監督(51)。「ボールをつないで相手に何もさせないサッカー」を標榜するが、選手にはまるで身についていない。

 この日の試合後の会見でも、「今日の2失点もミスがらみ。5回あったチャンスでゴールを奪えなかった」とボヤキ節。ミスで失点し、シュートを外し続ける負けパターンが定番になってきた。

 次は助っ人陣の劣化だ。鹿島といえば現テクニカルダイレクター(TD)のジーコ氏、アルシンド氏、東京Vから引き抜いたビスマルク氏など、黄金期には軸となるブラジル人が必ずいた。だが、在籍4季目のレオ・シルバは凡ミスが目立ち、今季加入のMFファン・アラーノとFWエヴェラウドも、とてもチームの顔にはなり得ない。

 ならば売り出し中の若手となるが、それもいない。これは鹿島フロント陣がメルカリに買収される前の資金難で、多くの若手を放出してしまったことに原因がある。

 昨季10番をつけたMF安部裕葵はバルセロナBへ、FW鈴木優磨はベルギーのシント・トロイデンへ完全移籍させてしまった。

 ザーゴ監督は選手のメンタル面の不安を聞かれると、「鹿島という日本のビッグクラブにいる以上、変えていくのは選手だ」と突き放した。頼みのジーコTDは、新型コロナウイルスの影響で来日できていない。

 今季はJ2降格がなく、週2回の連戦も続くので「監督解任」の可能性は低い。しかし、このまま連敗が続けば、チームのアカデミー・アドバイザーでもある元日本代表MF小笠原満男氏のスタッフ入閣など、荒療治が必要なくらい、今の鹿島は重症だ。

関連ニュース