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【勝者のワザ】ロケットモーゲージ・クラシック優勝のブライソン・デシャンボー “ゴルフの科学者”が考える最大効率のスイング (2/2ページ)

 このノーマンのスイングを研究したデシャンボーは、ワンプレーンスイングを取り入れ、自分のものにしていった。アドレスでの姿勢にも特徴がある。左腕を持ち上げ、右腕を右脇につけるようにするために上半身を右に傾け、ワイドスタンスにする。そして、前傾角と右傾斜した態勢をキープしてフラット起動でバックスイングし、ダウンスイング、インパクト、フォロースルーと腕とボディー部の関係を変えることなく、また重心移動もほとんどなく、ボールをアッパーブローに打ち抜いていく。

 曲がらないメカニックを研究したデシャンボーは、体を鍛え、筋肉量を増やすことで、モー・ノーマン流に飛ばしを加えた。今大会では、ロフト角5度というドラコンプロ並みのドライバーでぶっ飛ばしていた。

 両者に共通するのは、スイングはボールを打ち抜くまでで、その先の格好は意識しないところ。従来のスイングの常識を捨ててしまうと、ノーマンやデシャンボーの世界が見えてくるかもしれない。

 ■Bryson DeChambeau 1993年9月16日生まれ。米カリフォルニア州モデスト出身。2015年「全米アマ選手権」「NCAA選手権」を獲得。16年「マスターズ」21位となり、同年プロ転向。17年に「ジョンディアクラシック」で米ツアー初優勝。18-19年にプレーオフシリーズで連勝を飾るなど4勝を挙げた。米通算6勝。独自の理論を持ち、全アイアンの長さを37.5インチで統一。ニックネームは“マッド・サイエンティスト”“ゴルフマシン”など。185センチ、109キロ。趣味は車、釣り、物理学。

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