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逆転勝ち呼んだ巨人・原監督の伏線 采配力の差を見せつけ… (1/2ページ)

 巨人は19日のDeNA戦(横浜)で鮮やかな逆転勝ち。原辰徳監督(61)は敵将との采配力の差を見せつけ、今季最長の6連勝を飾った。貯金も最多の「9」に伸ばし、早くも独走の気配だ。

 巨人歴代最多勝が照準に入った名将の、先読みと決断力が凝縮された土壇場の攻撃だった。1点を追う9回、相手守護神の山崎の前に先頭打者が3球三振で倒れたが、続く途中出場の坂本が内野安打。代走の増田大が二盗を成功させ、丸の内野安打の間に二塁から激走して同点の本塁を陥れた。さらに、代わった国吉から岡本が2点本塁打を放ち、試合を決めた。

 原監督は「いやいや、もう、価値から言ったら(決勝弾と)同格だね!」と増田大の好走塁を激賞。だが、ライバル球団の偵察部隊をうならせたのは、指揮官自身が周到に張り巡らせた伏線だった。

 1点を追う7回だ。この日1号2ランを放っていた1番亀井に、先発を外れていた坂本を代打に送った。四球で出塁すると、次打者の吉川尚にも代打でウィーラー。得点には結びつかなかったが、両選手ともそのままラインアップに残した。

 他球団スコアラーは「あれは7回で追いつこうとして出した代打じゃない。その気なら、坂本が四球を選んだ時点で代走を出している。9回にもう一度、打席が回ることを見越していた」と指摘。さらに相手守護神の状態も把握したうえで、「エスコバーやパットンより、調子の上がらない山崎で勝負を掛けようとしていた」と分析する。

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